【画材別】プラ板にレジンをきれいにコーティングする方法とコツ

子供と工作
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「せっかくきれいに色付けしたプラ板が、レジンをのせたらインクがにじんだ…」「レジンがはじいた…」そんな経験はありませんか?

実はちょっとした下処理の工夫で、レジンコーティングはグッときれいに仕上げることができます。

この記事では、色付けの画材別に「にじむ」「はじく」問題とその対策方法を写真付きで解説します。

にじみ・はじきを防ぐ方法を知って、プラ板にレジンをきれいにコーティングしたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい!

この記事はこんな方におすすめ
  • 色付けがにじんだりはじいたりして困っている方
  • にじむ・はじく問題の対策方法を知りたい方
  • 色付け画材とレジンの相性を知りたい方
  • できれば100均アイテムで対応したい方

プラ板にレジンコーティングするメリット

プラ板にレジンをコーティングするのには、次のようなメリットがあります。

  • 色落ち・傷つきを防ぐ
    レジンでコーティングすることで、色落ちや摩擦による傷つきを防止し、作品の耐久性がアップする。
  • 見た目がツヤツヤ&きれいに仕上がる
    表面にレジンをのせることで、透明感とツヤがアップする。
  • 作品の立体感&高級感が出る
    平面的なプラ板も、レジンをのせることでぷっくり立体的になり、ワンランク上の仕上がりになる。

プラ板にレジンをきれいにコーティングする方法

ここからは、7種類の画材について「にじむ・はじく」画材とその対策方法をまとめています。

写真付きで比較しながら紹介していますので、ご自身が使っている画材に合わせてチェックしてみて下さい。

レジンでにじむ・はじく画材

私が実際に使用した画材で、レジンコーティングが「にじむ」「はじく」画材は、油性ペン、クーピー、オイルパステルの3つでした。

油性ペン

レジンは油性ペンを溶かしてしまいます。

対策法 → レジンコーティング前に木工用ボンドで下処理をする

下処理をすることで、にじむことなくキレイにレジンコーティングすることができます!

クーピー

クーピーは油性の為レジンをはじきます。

左の写真、はじき具合が一番伝わるのが横向き写真でした!!

対策法→レジンコーティング前に木工用ボンドで下処理をする

はじきかたは少しですが、下処理をすることをおすすめします。

下処理をすることで、はじくことなくキレイにレジンコーティングすることができます!

  • レジンコーティング前に素手でプラ板を触って着いた油分も、レジンコーティングをはじく原因になるので、表面をなるべく触らないようにプラ板を持ちましょう。

オイルパステル

オイルパステルは油性の為レジンをはじきます。

クーピーよりもしっかりはじくのが分かります。

対策法→レジンコーティング前に木工用ボンドで下処理をする

下処理をすることで、はじくことなくキレイにレジンコーティングすることができます!

パステルには、大きく分けると「オイルパステル」「ドライパステル」があります。

今回色付けに使用したのは「オイルパステル」です。

「ドライパステル」には、ソフトパステルハードパステルパステル鉛筆パンパステルなどがあり、これらは水性パステルのため、今回使用したオイルパステルのようにレジンをはじくことはないと考えられます。(未検証の為あくまでも推測です。すみません!!)

レジンでにじまない・はじかない画材

私が実際に使用した画材で、そのままレジンコーティングしても問題なかった画材は、ポスカ・アルコールマーカー、水性ペン、水性色鉛筆の4つです。

ポスカ

下処理なしでそのままレジンコーティングした写真

そのままレジンコーティングOK(下処理不要)

アルコールマーカー

下処理なしでそのままレジンコーティングした写真

そのままレジンコーティングOK(下処理不要)

水性ペン

下処理なしでそのままレジンコーティングした写真

そのままレジンコーティングOK(下処理不要)

水性色鉛筆

下処理なしでそのままレジンコーティングした写真

そのままレジンコーティングOK(下処理不要)

色鉛筆には「水性色鉛筆」「油性色鉛筆」があります。

今回色付けに使用したのは「水性色鉛筆」です。

油性色鉛筆で色付けをした場合は、おそらくクーピー同様はじく恐れがあると考えられます。
(未検証の為あくまでも推測です。すみません‼)

にじむ・はじく画材の対策方法

にじむ・はじく問題を解決する下処理の方法を紹介します。

このひと手間をいれるだけで、きれいにレジンコーティングすることができます。

下処理の方法

木工用ボンドで下処理をしていきます。

  1. ペットボトルのキャップにマスキングテープでプラ板を固定(キャップを持って作業できるのでボンドが塗りやすい)
  2. 木工用ボンドをのせる
  3. 爪楊枝(竹串などでもOK)で薄く塗る
  4. しっかり乾くまで待つ(乾くと透明になる)
  • パステルで色付けしたプラ板に下処理をする際は、なるべくパステルに触れないように優しく下処理剤を伸ばしましょう。(パステルの粉がのびやすいため色付けがにじんでしまう可能性があります)

下処理に使える100均アイテム

木工用ボンド以外に下記のもの使えます。

  • デコパージュ専用剤
  • レジンコーティング液

どちらも100均で購入できます。

レジンコーティング前の下処理におすすめのアイテム(セリアで購入)
補足
  • デコパージュ専用剤とは?
    紙に描かれた絵や模様を切り抜いて家具や布、石けんなどに貼り付ける接着剤です。
  • レジン用コーティング剤とは?
    レジン作品の表面に塗布し、保護や透明感を出すコート剤です。

どちらも白色で乾くと透明になり、ボンドよりサラサラした使い心地です。

爪楊枝などで塗ります。

下処理後、レジンコーティングした写真

こちらの写真は、油性ペン、クーピー、オイルパステルで色付けしたプラ板を、「左:デコパージュ専用剤」「右:レジン用コーティング剤」で下処理してからレジンコーティングした写真です。

にじんだり、はじいたりすることなくレジンコーティング出来ています。

プラ板にレジンコーティングする方法

レジンコーティングの方法を紹介します。

下処理剤がしっかり乾いたら下記の工程でレジンコーティングをしていきます。

  1. プラ板にレジンをのせる
  2. キーホルダーチェーンを通す穴がある作品は穴をレジンで塞がないよう爪楊枝を挿す
  3. レジンを爪楊枝などで広げる(端まで丁寧に広げる)
  4. UVライトで硬化する

気泡ができた時は爪楊枝の先で気泡を端に移動させながら取ります。

ぷっくりさせたい場合は、この工程を2~3繰り返しましょう!

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まとめ

画材によってレジンとの相性はさまざまですが、下処理をひと手間加えるだけで、作品の仕上がりが格段にアップします。

画材名 レジンの影響 下処理の必要性 使用できる下処理剤
油性ペン にじむ 必要 木工用ボンド
デコパージュ専用剤
レジン用コーティング剤
クーピー はじく 必要 同上
オイルパステル はじく 必要 同上
ポスカ 問題なし 不要
アルコールマーカー 問題なし 不要
水性ペン 問題なし 不要
水性色鉛筆 問題なし 不要
下処理のコツ
  • 下処理剤はまんべんなく薄く塗り、しっかり乾かす
  • パステル使用時は、粉が動かないように優しく下処理剤を伸ばす
  • プラ板の表面に油分が着かないようなるべく素手で触らない

上記を参考に、自分の使う画材に合わせてレジンコーティングの準備をしてみて下さいね。

プラ板作品作りのお役に立てたら幸いです。

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